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2007年03月27日

エゴイスティックな生き物

玄倉川の岸辺 「産む機械」を肯定する世論


上の記事を読んで思ったことなんだけど
世論、というか一般の人はそんなに物事の「筋」で判断していないし
その場その場のかわいそうかどうか、
腹が立つかどうかで判断してるなぁということ。
そしてそれはわりと仕方ないことだろうと思う。
専門外のことについてはその場その場でしか判断しないだろうし。

もうひとつ、代理母は僕も積極的には賛成できない立場だけど
そもそも「出産のリスク」が不当に低く認識されてると思う。
確率は低下しているとは言え、生死のかかった出産のリスクを
「借り腹」として使うのはすっきりしないなぁ。
そこにお金が介在するのも臓器売買チックな格差を感じるし。。

とはいえ、自分がその立場になったらどうかと考えると
それはやはりエゴイスティックな判断をするだろうな。

投稿者 kengochi : 16:05

2006年11月20日

医療崩壊と教育崩壊

ある産婦人科医のひとりごと: MRICインタビュー:もはや医療崩壊は止まらないかもしれない

医療崩壊と教育崩壊には似た構造があるように感じる。
いずれもかつて聖職と言われた職業だけど、透明性が確保されたことで
ファンタジーの世界に近かった内部の「問題」が過剰なまでに外部に晒され、権威が失墜した。
患者や生徒の側が「サービスを受けるもの」として権利を主張するあまり
聖職者のやる気や熱意に頼っていた部分が崩れてしまい、ある種ドライな関係を余儀なくされる。
お金のある人は学級崩壊などの無い私立の学校に行くようになってるが、
医療の世界でも遅かれ早かれ同じような状況になると思われる。

個別の医療事故や教育現場での不祥事/事件について
それらが明らかにされて原因がはっきりすることはもちろんよいことだが
報道される内容には偏りがあるように思えてならない。
マスコミって結局アンプでしかないんだろうか。

投稿者 kengochi : 15:23