ホームページ制作

« Nine Inch Nailsの新譜発売とGarageband形式での配布 | メイン | wired/twitter »

2007年05月08日

話の肴をまいて歩く

[communication]

広告β:コミュニケーションの本質を垣間見た

思うに、BlogやSNS、最近ならTwitterも立派に「肴」の要素を
持っていると思う。でも同時に、まだ何か足りない気もする。

コミュニケーションの肴というので思い出すのは
犬を飼ってる人同士の会話とか、赤ちゃん連れ同士の会話とか。

自分は最近引っ越したけど、近所の人と仲良くなれるかどうかってところに
子供が媒介として果たす役割はものすごく大きい。
双方が仲良くなりたいなぁって思ってるとしても
「仲良くしてくださいね!」「どこから引っ越してこられたんですか?」
「趣味はなんですか?」なんて話そうものなら、きっとひかれるし
自分が聞かれる立場だったとしてもひくと思う。
え、、、大丈夫かなこの人、、って。
それはきっと通常そういうずかずかと入ってくる人には
営業だったり宗教だったりっていう何らかの魂胆があるに違いない
という認識がされてしまうからではないかとも思うけど
何にしても不自然なことには変わりない。
媒介がなければけっこう時間がかかるかもしれないし
あるとき偶然に何かの共通点が見つかって、、、というのを待つぐらいか。

異業種交流会みたいな場で話をつなぐのって
まさにその共通点を見つける作業のような気がする。

ブログが流行りだしたころに
「ブログとは自分の本棚を背負ってパーティに行くようなものだ」
みたいな表現があったんだけれども「本棚=自分の興味範囲」
という意味で、肴を見せびらかしながら歩いてるような感じ。
twitterもmixiもLast.FMなんかも基本そういうところかなと思っていて
普段可視化されていない興味や性格をオープンにすることによって
自分に対する話のきっかけを、肴をまいてるようなものじゃないかと。

自分の世界を広げる、というほどたいそうなものではなくても
適度に聞こえるレベルでの独り言を公開している
みたいな感覚は、ブログにもmixiにもtwitterにもあるなぁ。
それぞれの気構えと範囲と重要度は違ったりするんだけど。

投稿者 kengochi : 2007年05月08日 11:02