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2007年03月25日

情報流出とPマーク

[trouble]

大日本印刷、「Pマーク」取り消し処分なし・情報流出問題�セキュリティー-最新ニュース:IT-PLUS

いきなりPマークを取り消すと企業や自治体の業務に支障をきたす恐れがあるため、現実的な処分にとどめたとみられる。

実際のPマークのほうの見解としては
『個人情報の事故で大日本印刷に「要請」処分』
このpdfで読めるのですが、やはり上のような認識なのかなと。
その理由もわからないではないんですが
混乱が生じるのは仕方ないことですよね。
Pマークがあるから「安全」ということで任せていた業者が
実は安全ではなかったということになれば
業者を変える必要が出てくるのは当然の流れ。
そもそもPマークって何にお墨付きを与えているの?というのがまずあって
その次に、事実として流出のあった企業も引き続きPマークを持ち続ける。
改善がなければ、という猶予が与えられたにすぎないという見方もあるけど
一定の改善項目をクリアすれば、そのまま継続してしまう。
その改善項目で十分なの?というのはやはり出てくる疑問。

どっちみちPマークの有無も形式的な判断に使われているだけだ
という冷めた現実という見方はあるにしても
Pマーク側の自殺行為になるんじゃないですか、この判断は。


金融機関をつぶすと市場に混乱がおきるから、影響がでかすぎるから
という理由で公的資金を投入したのと同じような事なかれ主義を感じるなぁ。
#もちろんまったく同じ構図ではないけどね。
影響を大きくしないことと、何もしないということは別だと思うんですけど。

今後もPマークでいいんですか?ていう話になるし
ならなければそれは「形式」でしかなかったことの証左だよなぁ。

投稿者 kengochi : 2007年03月25日 14:31