2006年02月09日
情報そのものへの課金の難しさ
天気予報のXMLキター!さて、あなたは気象庁に月額10万円超払ってやっともらえるXMLを使いますか? それともライブドアWeather Hacksを使いますか?(笑)
情報そのものに課金する
情報そのものに対して対価を求める
ていうことがどんどんと難しくなっていく。
とくに「デジタル化」可能な情報については。
デジタル化されてどこまでもコピー/複製されていくと
情報そのものに対する価値はどんどんと低下していき
どこでも手に入るありふれた情報になっていく。
逆に情報がどんどんとあふれていく世界では
取捨選択、編集にこそ価値が産まれてくる。
かといって、情報を作り出す人が対価を得られなくなれば
どこから情報が出てくるのか。
CGMだけで大丈夫なのか。
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ってこれ、そのまま「音楽」も同じ状況だよなー。
音楽もコピー可能な情報だから。
どんどんと一般の人にも高品質な「音楽制作環境」が
とんでもなく安い値段で手に入るようになってるし。
10数年前に1000万円とかしたシンクラビアみたいなものが
今や数十万円のありふれたPC環境の中で再現可能だったりする。
iTunesもそのうち曲に対する課金じゃなくて
セレクションに対する課金になるんじゃないかな。
逆にライブはどこまでいってもコピー不可能。
体験を売るっていうのはそういう意味でもあるね。
投稿者 kengochi : 2006年02月09日 23:40