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2005年09月25日

怠惰な一般人

[communication]

あえてひと手間減らすプロのセンスと勇気:圏外からのひとこと(2005-09-22)

料理の手間とおいしさとのトレードオフにおいて、料理研究家は過剰においしさ重視の価値観を持ってしまいがちである。それは悪いことではないが、料理本のユーザの要求とはズレてしまう。ユーザは、特に日常的な毎日の料理では、手間をかけないことをおいしさと同等に重視する。

これものすごく重要な視点だなと思う。
下手に高機能化してしまってステップが増え、使い勝手の悪くなる
サービスやごてごてと機能が増えることでフォーカスが不明瞭になり
結局何につかうものだかわからなくなるサービスってよくあるような
気がするし、自分の周りでも気をつけないといけない。
プロである料理人、料理研究家が「手間ひまをかけて」おいしさを
追求するのと、一般人がある程度手間をかけないでおいしさを
求めるのとではストイックさ、本気度に大きな違いがある。
楽しておいしいものが食べたいのだ。

一般人の「未習熟」については比較的気がつきやすそうだ。
初心者向け、一般人向け、とうたうならそれは「習熟度」を
尺度にしている場合が多いと思う。
未習熟をきちんと習熟へと導くことが可能であったとしても
それに手間/コストがかかってしまう場合
それをかけてまで到達したいところなのかどうかを
吟味しないといけないな。

つまりは「未習熟」同様に一般人の「怠惰」にも
目を向けないといけないってことか。
普通の人たちは、作っている人ほどその製品のことを
愛してもいなければ本気でもない。
とてもめんどくさがりなのだ。

#でもこの前提としてターゲットの選定は必須。
 consumer相手なのか、proshumer相手なのかで全く話が違ってくる。

投稿者 kengochi : 2005年09月25日 21:09