2006年02月01日
wikiとコミュニティ
経営企画室 調査日報: wiki の特徴と利用例
ここで取り上げられていたことを契機に
いろんなところで反応が出ている。
私もいくつか思うところがあったので
そのままの状態でメモっておく。
wikiはとてもラジカルで面白いアプリケーションなんだけど
一般の人が使うには後一歩二歩足りないと思う。
デザイン/インターフェイスが変われば化けそうな気はする。
miniBBSタイプの掲示板はその点秀逸で
例えばページ上部に
[タイトル][本文][名前][メールアドレス]等の入力フォームがあり
その下にそれらに対応した「発言/投稿」が時系列に並んでいる。
入力フォームに何かをいれて、ボタンをクリックすると
その後何が起こるかがわかりやすい状態になっている。
wikiはそうはいかない。
一般の人が使うには自由すぎるんじゃないかと思う。
Writeboardは
wiki的でありつつ掲示板的なデザインになっていて
逆にわかりやすいなと思ったりもした。
で、つらつらと考えたりえふしんさんとメッセで議論したり
するうちにふとしたことに気がついた。
wikiはコミュニティを作るツールではなくて
コミュニティが使うツールなんじゃないかと。
wikiの成功例としてよく出てくる「まとめサイト」は
ある一定の趣味志向の人達がある一定のテーマを設定した場合。
使い道が或るていど限定されているからこそ使える。
何も無いところにwikiを持ってきてもだめなのは
テーマ設定もさることながら
その背後にある参加者としてのコミュニティが存在するかどうか
というところにあるんじゃないかなぁと思ったりした。
またしばらく考えてみよう。。。
[追記]
元の経営企画室 調査日報さんでも
コミュニティについての言及がありましたね。
投稿者 kengochi : 2006年02月01日 18:01